鉄道のない市町村ランキング(台湾)

(沒有鐵路的城市於臺灣)


台北郊外とて空白地帯は広い

日本版は結構上位に上がってきているため、台湾版も作ってみた。
…勢いだけは立派であったが、Googleマップと台湾時刻表のみを頼りにしているため、
見落としている場所があるかもしれない。道路黄色で路線黄色とか、台鉄が路線図に反映されてないとか。

(以下、人口データは2020年(中華民国109年)5月時点のもの)

目次

全国

台湾全国ランキング
順位 市・県名 自治体名 人口(人) 地図 Wikiリンク 備考
1 桃園市 平鎮区 228518
2 台中市 大里区 212768
3 桃園市 八德区 207374
4 台南市 安南区 194665
5 台中市 太平区 194363
6 新竹市 北区 152540
7 台南市 北区 130842
8 台南市 南区 124488
9 桃園市 龍潭区 124124
10 新北市 三峡区 116810

台北・新竹

基隆市には、安楽区と信義区の2つが空白地帯となっている。

台北市には空白地帯が存在しない。

新北市(旧台北県)は山岳部を中心に空白地帯が多いが、10万人都市の三峡区が最も大きい空白地帯。板南線が手前の頂埔止まりとなっているが、将来的な延伸計画は存在する。
他、五股区(グークー区)は桃園機場捷運が区域をかすめ、その中間地点に新北産業園区駅が存在するが、五股区内には駅が存在しない。日本で例えるなら、西武池袋線と新座市の関係にかなり近い(もっとも、新座市にはJR新座駅・東武東上線志木駅が存在するが)。一応、区内へ捷運の延伸計画は存在する。

桃園市は鉄道が東西に貫く路線と空港線が存在。20万人都市の八徳区は空白地帯、同平鎮区は台鉄こそ通るものの駅が存在しない。平鎮区の場合かすめるどころか「通る」と呼んで差し支えないレベルではあるが、駅が存在しない。

新竹市は新竹北区が、台鉄が掠めるものの駅が存在しない。新竹県は、支線の内湾線もあるおかげか、5万人以上の都市に空白地帯は存在しない(最多が新埔鎮の32857人)。

苗栗県は、最大都市の頭份市に鉄道が存在しない。対岸の竹南鎮に鉄道が通り駅があるが、市域の少し西を縦貫線(山線)が経由し、市内には鉄道が通らないのである(※なお、高鉄の線路は経由する模様)。

宜蘭県は県を南北に宜蘭線・北廻線が経由するためか、5万人以上の空白地帯が存在しない(最多が員山郷の32269人)。

(注)

台北5市県トップ10
順位 市・県名 自治体名 人口(人) 地図 Wikiリンク 備考
1 桃園市 平鎮区 228518 / 縦貫線が区内を経由
(※平鎮車站が2026年開業予定)
2 桃園市 八德区 207374 / 桃園捷運緑線などが建設予定。
3 新竹市 北区 152540 / 新竹捷運緑線などが建設予定。
4 桃園市 龍潭区 124124 / 2020年現在、鉄道延伸計画は存在しない。
5 新北市 三峡区 116810 / 新北捷運三鶯線が2023年頃開通予定。
6 苗栗県 頭份市 103942 / 2020年現在、鉄道延伸計画は存在しない。
7 新北市 五股区 88815 / 台北捷運環状線が2031年頃開業予定。
8 基隆市 安楽区 82254 / 2020年現在、鉄道延伸計画は存在しない。
9 桃園市 観音区 68259 / 2020年現在、鉄道延伸計画は存在しない。
10 基隆市 信義区 52861 / 2020年現在、鉄道延伸計画は存在しない。

台中

続いて台中市、及び彰化・南投・雲林の3県。この記事を書いている段階では、台中市の西屯区(人口230738人)、南屯区(人口174736人)、北区(人口166643人)も無鉄道行政区である。しかし、この地域は2020年12月に開通する台中捷運緑線の沿線であるため、先んじてではあるが除外することにした。

彰化県雲林県は両県とも台鉄が一本線に通るのみなので、説明しにくい。9万人クラスの鎮郷がランクインするのだが、ここまで来たらツッコむのも難しい。

南投県は、南部のはずれに集集線が走るのみであり、中心部の南投市らには鉄道が存在しない。

台中・中部3県トップ10
順位 市・県名 自治体名 人口(人) 地図 Wikiリンク 備考
1 台中市 大里区 212768 / 台中糖廠中濁線が1959年廃止。
また、台中捷運大平霧線が計画段階。
2 台中市 太平区 194363 /
3 台中市 西区 115043 / 台中捷運藍線が建設予定(計画中)
4 南投県 南投市 99284 / 台中糖廠中濁線が1959年廃止。
同線の復活計画は存在。
5 南投県 草屯鎮 97624 /
6 台中市 大雅区 95701 / 台中機場捷運が計画段階。
7 彰化県 和美鎮 90282 / 2020年現在、鉄道計画は存在しない。
8 彰化県 鹿港鎮 86716 / 2020年現在、鉄道計画は存在しない。
9 南投県 埔里鎮 79607 / 2020年現在、鉄道計画は存在しない。
10 雲林県 虎尾鎮 70951 / 台湾糖業公司北港線が1982年廃止。ほか、かつては同地に網のような路線網が存在した。

嘉義・台南・高雄

嘉義市は東西両区ともに駅が存在する。嘉義県は南北に縦貫線が、嘉義以東に阿里山森林鉄路が走るが西部の朴子・太保には鉄道が存在しない。

台南市には捷運がなく、このエリアの大半をここが占める。

高雄市は台北に次いで2番目に捷運が開業したため、主要地域をカバーしている。

屏東県もそこそこ。

台中・中部3県トップ10
順位 市・県名 自治体名 人口(人) 地図 Wikiリンク 備考
1 台南市 安南区 194665 2020年現在、鉄道計画は存在しない。
2 台南市 北区 130842 2020年現在、鉄道計画は存在しない。
3 台南市 南区 124488 2020年現在、鉄道計画は存在しない。
4 高雄市 仁武区 90300
5 台南市 中西区 78200
6 高雄市 林園区 69598
7 台南市 帰仁区 68257
8 台南市 安平区 67143
9 台南市 佳里区 59016
10 屏東県 内埔郷 53441

総括

(日本が充実しすぎなのかもしれないが、)台湾の場合まだ10万人都市でも鉄道が存在しない地域が少なからず存在する。新幹線(高鉄)が開通し、幹線だった台鉄が捷運(通勤列車)として生まれ変わる様は、さながら東海道新幹線開通及び、通勤五方向作戦を行った旧国鉄に似ているだろう。これからが勝負時(?)と言って差し支えなさそうだ。

台湾高鉄開通後の台鉄(台湾鉄路)捷運化や、捷運(LRTや地下鉄などの総称)の開通に伴い、鉄道のない行政区のランキングは目まぐるしく変動する。ご了承いただきたい。それにしても、日本の場合廃止が理由で登場するケースが多いのに対し、台湾の場合は開業で解消されるケースが見られる。日本でも21世紀入った時はつくば市と那覇市がツートップだったそうだが両方とも解消された。台湾については動向を今後も暖かく見守っていきたい。

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