アルバイト算2

昨今たびたび見かける広告にこういう文面がある。
「時給○○○○円!月収○○万円以上可!」
果たして本当に月収○○万円は達成可能なのか?という話にもなる。

例題

時給1100円の仕事がある。
この仕事は月収29万円以上可としている。
この場合、月にどれくらいの残業時間が必要になるか?
ただし、レギュレーションは以下の通りとする。

解説

まず、所定労働時間で換算すると、

1100×8×22=8800×22
                    =17600×11=176000+17600
       =193600

となる。
残業代にあたる部分は、290000-193600=96400である。
残業時間の割り増しは、1100×1.25=1375円である。
よって、残業時間は、

96400÷1375=70.109(● ●)(下109の循環小数)

だから、最低71時間必要ということになる。過労死ラインには到達してないが、36協定ははるかに超えるラインである。
1日換算だと71÷22=3と5/22、つまりだいたい3時間~4時間ということになる。

拘束時間を考えると毎日12時間労働ということになるが、まあまあ不可能ではないのかも?

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